それでも、(前巻)憑物語は今までのセカンドシーズン、ファイナルシーズンでは少しばかり面白さが出てきた話だったので、この暦物語でもっと面白い展開になってくれればと期待して待っていたのですが……
正直言って。
90パーセント面白くない小説です…。とあくまで個人的な感想ではありますが、そう思わせるほど…
退屈な話になっていてガッカリさせられしました。


物語シリーズでは久々に分厚い巻だったことも、期待しすぎた部分ではありましたが、
やはり前巻との繋がりの部分が少なすぎたのが印象を悪くしていると思います。
あとがきでも作者さんが言っているように今までの話の繋がりを確認してみたかったという感じが強く感じる本でした。
(繋がり以前にセカンドシーズンから下降気味なのにこれは良くない停滞かと…)
第一話から第十二話までの短編構成で、それぞれが主に過去の話で、暦お兄ちゃんが怪異といざこざしている合間の話でしたが、あまりにも軸が弱すぎました。軸って言うのは話の軸です。話に引き込まれるような強い話がまったくなくただ淡々とページをめくる作業になってました…。
というか、オチもなにも興味が出ませんでした…。
それくらい、今までのシリーズの中でも悪い印象の本でした。
一応90パーセント面白くないと言っていましたが、残りの10パーセントは?ですが、それは下ネタ部分ですね。この部分は少なからず面白さは出ていました。
ただ如何せん少なかった。唯一面白い下ネタ部分が少なかった。
そんなところでも個人的には面白く感じませんでしたねえ。
今回の事から私が得るべき教訓は、分厚い本に惑わされてはいけないということだ。
ただ分厚いからといって内容がつまっているとは限らないということを学ばなければいけないな。
…批判的な感想で大変すみません。
自分としても面白くあって欲しかった、面白い!と書きたかったのですが、こればかりは…この悪い気持ちの方が強かったのでこのような記事となりました。
ただ言えることは物語シリーズでものんびりとした会話劇が好きな方なら面白いと思う方もいるのではないかな~ということです。人を選ぶ話かな~と。
次巻では終物語。
購入悩みます…。
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